2018-05-15 第196回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
これは、それぞれ産婦人科と一般医の一名当たりの人口を書いてありますけれども、真ん中のパリが非常に医者がたくさんいて、その周辺の、ドーナツ型になっていますけれども、パリ周辺の地域が非常に医者が少ないという、こういう偏在問題がかつてから大きな問題となっていました。この問題を解決するためにフランスでは、医師の養成課程、それから医師になっていく医師国家試験の改革をやっております。
これは、それぞれ産婦人科と一般医の一名当たりの人口を書いてありますけれども、真ん中のパリが非常に医者がたくさんいて、その周辺の、ドーナツ型になっていますけれども、パリ周辺の地域が非常に医者が少ないという、こういう偏在問題がかつてから大きな問題となっていました。この問題を解決するためにフランスでは、医師の養成課程、それから医師になっていく医師国家試験の改革をやっております。
フランス政府とパリ市が合弁で一つの事業体をつくり上げて、それが二十有余年にわたって一貫してパリ周辺の五つの町づくりをしているんです。民間を参入させているんです。そういうリーダーシップがあるから町が非常に均衡のとれた町としてでき上がってきているのではないか。例えば年齢構成にしても偏った年齢になっていない。産業にしてもいろいろの企業が入ってきている。
たしか、パリ周辺などでは反収が五百キロくらいというふうなことも聞いておるわけですが、これは近年非常に優良な品種が開発をされまして、その普及がパリ周辺の平たん地域――麦の適作地でございますが、これに非常に急速に普及をしたということが、主要なる原因というふうに承っておるわけでございます。
たとえば、かつてフランスで、産業経済というものは求心力の強い法則を持っていますから、どうしても過度集中する傾向にある、これを解決するためにいわば工場配置法という法律をつくって、特に首都パリ周辺に集まる工場の分散化をはかる。あるいはイギリスにおいては地方雇用法をつくって、第二次世界大戦後工場の分散化を計画的にはかっていく、しかもそのことが過疎過密の問題を緩和していく。